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Heartbeat (Juicy Pale Ale)
ブルワリー 忽布古丹 (上富良野)
ABV 6.5% / IBU 29
P2B Haus で飲めたとき
ブルワリーからのビールの紹介コメント
北海道の長い長い冬がようやく終わりそうです。いよいよ春がくるという嬉しさがビール名に滲みでてしまいました。使用している酵母の影響もあり、なかなかクリアな仕上がりのJuicy Pale Aleですが、すっきりさと柔らかさのバランスが軽やかで、良いバランスのビールになったと思います。
通常のJuicy Pale Aleでは、乳糖のようなボディを増す糖類がよく使われますが、今回は珍しくスクロース(グラニュー糖)を原料に使用したことで軽やかな仕上がりになりました。というのも、酵母が消化できない糖類(乳糖など)はそのままビールに残りますが、消化できる糖類はすべてアルコールに変わります。すると、麦芽から糖をつくるときには一緒に出る旨味成分がない分、ビールがすっきりとした味わいになるのです。
糖類を使うというと少しマイナスなイメージを持たれがちですが、実は奥深いクラフトビールのテクニックのひとつです。
ホップはマンゴーのような香りを目指して、Azaccaというホップをメインに、数種類のホップを贅沢にたっぷり使用し、仕上げにはCitraのホップエキスも投入しています。
出来上がったビールは柑橘系の香りをベースに、ほんのりマンゴーも感じますが、マスカットのような柔らかくて甘い香りが立っています。軽やかでスルスルとした口当たりと、甘めの香りがよくマッチしていて、アルコールを感じない飲みやすい仕上がりになりました。
窓を開けて入ってくる風や、街で聞こえてきた曲に一目ぼれしたときみたいに、さらりと心を軽くしてくれるビールだと思います。ぜひお試しください。