吉祥寺のクラフトビールならP2B Haus (ピーツービーハウス)

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クラフトビールアーカイブ
京都醸造
豊醸 赤ぶどうサワーIPA編 (Grape Sour IPA)

豊醸 赤ぶどうサワーIPA編 (Grape Sour IPA)
ブルワリー 京都醸造 (京都)
ABV 6.5% / IBU 30
ホップ構成 Flex, Nelson Sauvin, Kohia Nelson
P2B Haus スタッフからの紹介コメント
Nelson Sauvinというホップを主役にした豊醸シリーズ第2弾!今回はスチューベン種という赤葡萄の果汁と搾りかすも使用されていてグラスに注ぐとふわりと葡萄が香ります。他にも柑橘やグアバのような風味も楽しめます!
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P2B Haus で飲めたとき

ブルワリーからのビールの紹介コメント

ネルソンのトロピカルな個性と赤ぶどうの果実味溢れるサワーIPA 【味わいの特徴】 この赤ぶどうを使ったサワーIPAは、リッチなモルトの風味に、特殊な酵母が生むほどよい酸味、そして柑橘、パッションフルーツ、グアバのような魅力的なホップのアロマが加わり、華やかでありながらさっぱり爽やか、そして飲みごたえのある味わい。 【名前の由来】 日当たりの良い広大な平野に、見渡す限りの緑。数メートルの高さまでホップのツタが伸び、無数の房をつける豊かな風景にニュージーランドのワインの産地、ネルソンで出会いました。ミネラルを豊富に含む大地で育ったホップ、ネルソンソーヴィンは、白ワインを感じさせる上品な芳香を持つことで知られます。土地の味、テロワールの醍醐味をそのまま閉じ込めたようなネルソンソーヴィンホップ特集シリーズ、豊醸。 【醸造家の声】 NZホップのネルソンソーヴィンを主役にしたシリーズ、豊醸の第2弾は、ある原材料のおかげで、思いがけず全く新しい方向性に進むことになり、とても楽しいものになりました。それが何かというと、山形でぶどう生産からワイン造りを行うワイン醸造所、Grape Republicさんから調達したフレッシュな赤ぶどう果汁とその搾りかすを使うことになったのです。 今春、ホップの買い付けに訪れたニュージーランドで、お目当てのホップのサプライヤー、Freetyle社の横に、偶然Kindeliワインというナチュラルワインの製造を行うワイナリーがあることを知りました。この土地に根付いた思想をワインに転化するオーナーのAlex Craigheadさんの元で、ワイン造りの経験を積まれた方が日本にもいるという。それが、山形県にあるワイナリー、Grape Republicで醸造責任者を任せられている矢野さんだ。(Grape Republicについて詳しくはこちら) このビールに合うぶどうの品種をGrape Republicに相談したところ、スチューベン種を選んでくれました。この品種は、1920年代にニューヨーク州で生まれ、甘いジャムのようなキャラクターと濃厚なダークストーンフルーツの風味があることで知られています。スチューベンを使ったGrape Republicのワインを味わったとき、ふわっとイメージが膨らみ、最初思い描いていたプランからまったく異なった方向に舵を切ることになりました。 このダークで甘いフルーツの特徴を活かすため、ベルギーなどで造られるさっぱりとした酸味のあるサワーレッドエール、"フランダース・レッド"をベースにした、ぶどうのサワーエールをイメージしました。このスタイルは素材のフレーバーをよく引き立て、深い味わいをもつことで知られています。今回の赤ぶどうを使った豊醸では、ピルスナー、ミュンヘン、ウィーンモルトのブレンドに、甘いレーズンのようなキャラクターを持つスペシャルBモルトを少量加え、ホップとぶどう果汁を迎え入れる準備をしました。そこに、パッションフルーツを練り込んだ新進ホップ、Kohia Nelsonとネルソンソーヴィンをブレンドして投入することで、トロピカルフルーツやぶどう、柑橘系のホップキャラクターをふんだんに与えました。 この結果、サワーレッドエールとIPAの境界線がうまくぼやかされたような、さっぱりとした飲み口でありながら、じんわりと味わい深さを楽しめるビールに仕上がりました。私がこれまで造ったビールの中でも最もユニークなアプローチをしたビールの一つであり、ぶどう果汁の個性でもってビアスタイルという垣根を飛び超える新種のIPAが誕生したといっても過言ではないでしょう。
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