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#545 未来予想図 -TRUST- (AKIRA Style Light Lager)
ブルワリー 忽布古丹 (上富良野)
ABV 5.5% / IBU 35
ホップ構成 Cascade
P2B Haus スタッフからの紹介コメント
上富良野産のCascadeホップのみを使用した爽やかなラガー!オレンジのような柑橘やライムのような爽快な風味が感じられます!すっきりとした飲み口でホップもバランスよく楽しめる「地のホップで醸す」がテーマの一杯です。HOPEとの飲み比べがおすすめ!
上富良野産のCascadeホップのみを使用した爽やかなラガー!オレンジのような柑橘やライムのような爽快な風味が感じられます!すっきりとした飲み口でホップもバランスよく楽しめる「地のホップで醸す」がテーマの一杯です。HOPEとの飲み比べがおすすめ!
P2B Haus で飲めたとき
ブルワリーからのビールの紹介コメント
「地のホップで醸す」をテーマに誕生した忽布古丹醸造。定番ビールのHOP KOTAN ORIGINALSは、上富良野産ホップを”通年で100%使用”するビールであり、今ではホップコタンの「顔」といえる看板商品です。
一方で、私が考えるクラフトビールの最大の魅力は「多種多様性」です。その多様性を表現するために存在するのが、限定ビールのHOP KOTAN FREEDOMSです。クラフトビールの魅力を最大限に表現するためにはホップのバリエーションは欠かせません。そのため、原材料の産地にとらわれずに多品種のホップを使用しています。
ところで、忽布古丹醸造の最終的な目標はというと・・・
私たちが醸す全てのビールを上富良野産のホップで表現すること。ORIGINALSもFREEDOMSも、多種多様なクラフトビールを全て上富良野産のホップで醸すことです。
そのためには、地元で栽培するホップの品種をもっともっと増やしていく必要があります。もちろん既存品種のホップ栽培を増やすことも視野に入れてはいますが、この壮大なビジョンに立ち向かうための私たちの取り組みの一つが「忽布古丹醸造”オリジナル品種”のホップ栽培」です。
今まで上富良野産ホップは、カスケードをメインに使用してきました。農作物である以上、もちろん毎年全く同じホップ(スペック:香り、α酸など)に育ってくれるわけではありません。毎年、出来の違うホップを使用しながら、ブレのない定番ビールをつくり続けることは、知識と経験、技術が必要で、私たち忽布古丹醸造にしかない贅沢な悩み、贅沢な挑戦と言えます。
ここ数年のカスケードは、香りも良くα酸値も優秀で、存在感もあり私たちが「信頼」するホップに成長しました。
このカスケードと向き合う一方でチャレンジしてきたのが、“オリジナル品種“の開発です。
8年前に約70種のホップを交配し、株が成長して球花が付くようになった数年後から、球花の収量やルプリン量の比較、そして香りの官能評価などを繰り返し、やっと一つに絞り込んだホップがあります。それが今回お披露目する忽布古丹醸造オリジナル品種のホップ、ということになります。今はコードネーム「HKB001」(HOP KOTAN BREWING 001)で呼び、まだ名もなきホップ。忽布古丹醸造が「期待」を寄せる、私たちのオリジナルホップです。
今回はHOP KOTAN FREEDOMSから、2024年産のカスケードとHKB001を使用した、それぞれのビールをお楽しみいただきたいと思います。もちろん飲み比べていただくのが一番ですが、どちらか一方をお飲みいただくだけでも上富良野の風を感じていただけるのではないでしょうか。
忽布古丹(ホップの集落)からお届けする上富良野の香り、そして「地のホップで醸す」忽布古丹醸造のストーリー(未来予想図)を、全国各地でお楽しみいただけると嬉しく思います。
忽布古丹醸造って、じつはけっこう面白くて凄いことやってるじゃん。
なんて思っていただけると嬉しいです。
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#545 未来予想図 -TRUST-
忽布古丹醸造が創業当時から使用している、上富良野産カスケードをシングルホップで使用。創業当時はホールホップのまま使用していたカスケードですが、ホップを通年で使用するためには保存性も重要です。ホールのままでは酸化リスクも高く、1年間ベストな状態でホップを使用することができませんでした。分かっていたつもりでしたが、実際に経験することで改めてペレットに加工することの重要性を認識したのです。その後は毎年ペレット加工をして、通年で定番ビールのORIGINALSにも使用しているのがカスケードです。テロワールと言えば大袈裟かもしれませんが、栽培する地によってその特徴に違いがでることをこの数年間で感じています。アメリカ品種のカスケードがよく例えられる香りはオレンジ寄りの柑橘香です。私たちの上富良野産カスケードはというと、柑橘系の香りに加え白ブドウのような香りがする年もあれば、昨年2023年産は柑橘系でもオレンジというよりはライム寄りの香りが強い年も。そして2024年産についてはライム香とオレンジ香のバランスが良く、そして過去一番のアロマの強さを感じる気がします。このホップをドライホップすることで、今までにないとても爽やかなラガーに仕上がったと思います。ビアスタイルはライトラガーなので、ホッピーすぎずバランス重視のスタイルになりますが、定番のupopoとは一味も二味も違うスッキリとしたラガーに仕上がりました。