「瑞々しい梨風味を詰め込んだフルーティーな味わい」 小麦麦芽を主原料としたフルーティーなヴァイツェンというスタイルをベースに、細切れにした梨、ペーストに加工した梨、ジュースに加工した梨を3段階に分けて加えています。 ヴァイツェン酵母にはもともと梨や桃に例えられる甘い香りがあります。そこに本物の梨を合わせて使用することで、瑞々しくフルーティーなビールに仕上げました。 このビールには、表面の傷やいびつな形などで出荷不可となってしまった“訳あり”梨を買い取って有効活用しています。 近年では “蜜症(みつしょう)” の果実が大量発生し、梨農家を悩ませています。 蜜症は天候不順などで果実内の糖分が偏って透明化する現象です。写真の透明部分が蜜症です。リンゴでは喜ばれる蜜ですが、梨に発生すると特有の食感が失われるため廃棄処分になってしまいます。 その果実活用の相談を受け、神奈川県の梨農家より豊水・幸水・菊水・新星の4種の梨を買い取ってビールに使っています。 梨は細切れにしたもの、ペーストに加工したもの、ジュースに加工したものを醸造工程で3段階に分けて加え、梨の甘い香り、瑞々しい風味をビールにギュッと閉じ込めました。 横浜オクトーバーフェストでは、提供中の12種のビールの中で1番人気。 1日平均1,000杯超も注文される人気ビールです。